釘もネジも使わず木箱を作る方法ってあるのかな?
今回は蓋付きにチャレンジしようと思ってるんだけど〜。
こんな方に今回は、あられ組という技法で蓋付きの木箱を製作していく過程をご紹介していきます。
ちなみにあられ組というのは…
僕は手加工する腕がないので電動トリマーに頼っていますが、作り方を参考にしたい方はこちらの『あられ組治具の作り方』をどうぞ。
木箱を作る方法は様々ですが、DIYで一度はチャレンジしてみたい作り方があられ組!
そんなあられ組の木箱の作り方を、こちらの記事では分かりやすく紹介しているので参考にしてみてください。
釘なしでも丈夫な蓋付き木箱の作り方
さて、こちらの記事は、先日の記事の続きです。
前回からの続きなので、下の記事も合わせてご覧頂けれると全体の流れが掴みやすいです。
記事ではヤスリがけまでやっちゃってますが、蓋付きにするならヤスリがけは後回しにしてOKです。
蓋のない木箱の作り方を見て頂いたところで早速、蓋付き木箱の作り方に入っていきましょう!
DIYで蓋付き木箱を作ってみよう!【制作手順】
蓋付きと言っても、製作自体は蓋なしの工程が少し増えるだけ!
箱を別々に2つ作る必要もないので案外作りやすいです。
木箱に板を圧着する
まず最初に、木箱の上をふさぐように板を接着します。
接着する時は、木工ボンドをたっぷり塗ってクランプという道具で締め付けてしっかり圧着しておきます。
クランプで圧着する時は、間に木を挟んで木箱に凹みができないように対策しておきましょう!
はみ出した余分な所をカットする
僕の場合はボンドを塗ってから1日放置し、しっかりと圧着させてからはみ出した余分な所を鋸でカットしました。
ノコギリでカットする時は、ノコ刃を箱に密着させた状態でカットしていきます。
刃が箱から離れないように反対の手で軽く押さえておくと失敗しないですよ!
この時に使うノコギリは、こちらの「アサリ無し」を使うと箱を傷つけず綺麗にカットする事ができます。
こんな感じで、はみ出した所をカットするとこの通り、箱のサイズとピッタリの板を貼る事ができました。
サンダーできれいに磨く
全面板で覆われた箱ができたら、続いて表面にヤスリをかけて綺麗に仕上げていきます。
ヤスリは240番や320番程度の番手でOKです。
僕は画像に写っている電動サンダーに紙やすりを取り付けて使いましたが、磨く面積が少しなのでハンドサンダーでもOKです。
なんなら、角材があればそれに紙やすりを巻いても代用できるので、やりやすい方法で試してみてください。
蓋の高さを決めて、ノコギリでカットする
ここからは、箱の上部と下部を切り離していきます。
写真のように4面を切断する事で箱の下部・上部を切り離すことができます。
そして、角材に沿わせながらカットしていく事で真っ直ぐの綺麗な切断面に仕上げることができるので、試してみてください。
もちろん、ここでも「アサリ無し」のノコギリを使うようにしましょう!
はい!こんな感じで木箱の4面のカットができました。
蓋の高さ(厚み)を決めて、ノコギリを角材に沿わせながら横向きに切っていく!
これが高さの狂いを最小限にするポイントです。
木箱に金具を取り付ける
続いて、木箱に金具を取り付けていきます。
金具には色んな種類があるので好みで選んでくださいね。
ちなみに、上の写真のパッチン金具ですが、取っ手のカスガイに合わせてシルバーからマットなブラックに塗装しなおしました。
100均のスプレーもなかなか良いですね。
オイルフィニッシュで完成!
最後はオイルフィニッシュで仕上げていきます。
今回は木工用のオイルではなく、食用油を使ってみました。
これ、スーパーにも売ってある「アマニ油」ですね。
箱の下側だけ塗って色の違いを確かめてみましたんですが、結構いい感じです。
乾燥したら色が薄くなるんじゃないの?
それが意外や意外、数日経って杉の木にうまく馴染んでかなり良い感じの色になりました。
食用油でもこのように着色できるので、ぜひ試してみてくださいね!
釘なしでもガチッ!と組める蓋付き木箱の作り方【まとめ】
こちらの記事では、蓋付きの木箱を作る流れについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
あられ組で板を組むことで釘やビスを使わず木箱が作れて、蓋の部分も案外簡単に作れるんだと思って頂けたのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。