今回は先日作った蚊取り線香ホルダーに合わせて収納ケースを手作りしてみました。
- ホルダーを作ったけど、ガチャガチャしているからオフシーズンにはスッキリと片付けたい!
- キャンプやアウトドアの持ち運びに収納ケースを作っておきたい!
そんな方におすすめです。
こちらの記事では、『蚊取り線香&ホルダーをまとめて収納できる木製ケースの作り方』をご紹介しています。
記事を読んで頂き、自分もこんな入れ物が欲しい!と思って頂けたら是非DIYの参考にしてみてください。
蚊取り線香の収納ケース【サイズ】
収納ケースのサイズは縦横210㎜の正方形で、奥行は144㎜です。
細かい寸法は画像をチェックしてくださいね。
こちらの収納ケースは、自作した蚊取り線香ホルダーのサイズに合わせて作っています。
同じサイズで作りたい方は『ホルダー作りからチャレンジ!』してみてはいかがでしょうか?
【木製】収納ケースの手作り材料と道具
DIYで準備して頂く材料と道具はこちらです。
ちなみに電動工具は電動ドライバーさえあればOK!
蚊取り線香&ホルダー用の収納ケース【作り方】
部材の切り出しと加工
まずは先程の図面を見ながら(BOXの蓋と背板以外の)部材を切り出しておきます。
箱作りはとにかくノコギリで真っ直ぐ切れるかどうかで作品の完成度が左右されるので、まずはこちらの記事をチェックしてみてください!
続いて溝加工です。
何の溝かと言うと、ベニヤ板をはめ込むための溝ですね。
画像のようにベニヤ板の厚みに合わせて線を引いておきます。
溝を作る時は、貼り合わせてあるラワン合板の板を剥がすイメージで欠けばOK!
※中央の板の半分まで線を引いている所は、ベニヤ板を通すので完全に切り抜きます。
ベニヤ板側も向きを変えて同じように“コの字”に切り抜いておきます。
すると、こんな感じで欠く事ができますよ。
上の画像の×印のカットも忘れずに!
×印が付いているこの部分を切っておかないと蓋が閉まりませんよ!
ここまで出来たら一度組み立てて、幅196㎜にカットした前板を溝に差し込んで滑りを確認しておきます。
最初はこんな動きでした↓
そして、箱上部の板にはベニヤ板を差し込む溝を新たに作り、幅15㎜の所で切り離します。
こちらの溝に木工ボンドを入れ、ベニヤ板を差し込んで接着。
※接着する前に予めケースに差し込んで高さをチェックしておく方が良いですよ!
組み立てと蓋の微調整
仮組みが終わったら本組みです。
- ボンドを塗る
- クランプで圧着する
- ネジの代わりに竹串で補強
- 背板のみタッカー止め
ボンドが乾いて部材の接着ができたら竹串で補強していきます。
ケースが組み終わったら、もう一度フタの滑りをチェックして滑りが良くなるまでサンドペーパーで磨いていきます。
僕の場合は、240番、400番~1000番まで使いましたが、この辺は滑り具合を見ながら調整してみてください。
最終的にここまで滑りが改善しました。
ボックスの背面はベニヤ板を接着してタッカーで止めます。
SK11のタッカーはT型ネイルが使えるのでおすすめです。
>100均タッカーと比較!SK11の強力タッカーの威力を検証!
はみ出している所はライフソーでカットするだけなので簡単です!
これで収納ケースの形が出来上がりました。
サンドペーパーで磨いて下地調整
この段階では角張っていたり、ささくれがあったりして危ないので、箱全体をペーパーで磨いておきます。
ここでも240番と400番のペーパーを使いました!
表面のザラザラを取っておくと、塗料も塗りやすいですし色ムラも抑えられますよ!
引き出せる収納ボックスを内蔵!
こちらは蚊取り線香入れ。
高さ50㎜のスペースに合わせてベニヤ板をカットし、ボンドで接着しただけの至って普通の小さな箱ですが、ホルダーと一緒に蚊取り線香もしまえるので便利ですよ。
画像のように、指を引っ掛けられるように丸くくり抜いておくと引き出しやすいですね!
収納ケースを好きな色でペイントしてみよう!
ここからはお好みで水性塗料やオイル、ワックスなどを使って仕上げていきましょう!
今回は底板・蓋・背板以外を水性塗料で塗り、保護のために蜜蝋ワックスでコーティングしました。
底板・蓋・背板は蜜蝋ワックスのみです。
ベニヤ板に蜜蝋を塗ると色に深みが増しますよ!
蓋に文字と絵をステンシル!
全体を眺めて少し寂しいなと思ったら、ステンシルがおすすめです。
シートは買わなくても自作できるので、よかったら自分だけのオリジナルシートを手作りしてみてください!
ステンシルについてはこちらの記事が参考になりますよ。
皮の取っ手を取り付けて完成!
最後に取っ手を付けて完成です。
取っ手選びはいつも悩むんですが、今回は革を使ってみました!
端っこは丸くカットして可愛い系にしてみましたが、なかなかいい感じです。
革の固定には10㎜のタッピングネジを使っています。
【キャンプ用】蚊取り線香とホルダーを丸ごと収納できる木製ケース【まとめ】
いかがでしたか?
こちらの記事では、蚊取り線香とホルダーをまとめて収納できて持ち運びもできる木製ケースのDIYレシピをご紹介してきました。
ラワン合板は歪みも少なく初めて箱作りする方にとっては製作しやすい木材ですし、ベニヤをはめる溝も簡単に掘る事ができますよ。
そして何より、色を塗ってしまえば合板ぽく見えなくなるので見た目も気になりません!
キャンプの虫除け対策で蚊取り線香ホルダーをたくさん作ったけど、どうやって収納しようかな・・・
と困っている方は、参考にしてみてください。
スッキリ収納できると嬉しいですね!