お洒落とはほど遠い、我が家のキャンプスタイル!
そろそろ、ラックみたいな物も準備して少しでも今風のキャンプを楽しめたらな~。
なんて思い始めた今日この頃。
最近のキャンプはとにかく凄いですよね!
いまだに昭和スタイルの我が家にとっては驚きの連続です!
- えっ!今は炭に火をつける時にうちわを使わないのかい?
- えっ!キャンプ=肉を焼いときゃいいんだろ?
- えっ!荷物なんてその辺に置いてたらダメなのかい?
- えっ!キャンプなのにキッチン?もう家じゃん!
一体どうなってんだ!
流石に昭和スタイルのキャンプも少し恥ずかしくなってきました(苦笑)
そこで、まずは荷物の整理ができるように棚を自作することにしたんです。
それが、今回の「折り畳み式2段ラック」という訳です。
折り畳み式なんて初めて作るし、仕組みもよく分かっていませんでした。
ちゃんと作れるのか・・・
とにかく、それだけが心配でした。
そこで、少しずつ進めること1週間。
ようやく完成したので作り方も合わせてご報告したいと思います。
出来るだけコストを抑えて作りたかったけど、最終的にお店やネットで買うのとトントンかそれ以上でした!
キャンプに限らず日常でも使える折りたたみラック!
買うよりも自分で作ってみたい!という方は、ぜひDIYの参考にしてもらえると嬉しいです。
折りたたみができる2段ラックをDIY!【図面はこちら】
まずは、2段ラックを作るにあたって図面を描いてみました。
流石に僕しか理解できない手書きの図面をこちらに載せるわけにはいかないので、上の画像を参考にしてください。
✔︎ ちなみに2段ラックのサイズは・・・
●開いた時
タテ×ヨコ×高さ(約31㎝×約60.5㎝×約36.5㎝ )
●閉じた時
タテ×ヨコ×高さ(約45㎝×約60.5㎝×約9.7㎝ )
こんな感じになります。
少し幅広タイプになるのかな?
それでは、実際の製作工程をご覧ください。
【作り方】折りたたみラックを自作してみよう!
では早速、2段ラックの作り方をご紹介していきます。
木材のサンディング
今回の棚作りに使うのはホームセンターで購入してきたこちらのヒノキ材です。
カットする前にまずは表面の下地を整えておきます。
ここで使っているサンディング用のペーパーは240番です。
材料が少ないとハンドサンダーで「ササ〜ッ」とやるところですが、材料が多いとやっぱり電動サンダーを使うのが便利ですね!
楽だし早いしおすすめの電動工具の1つです。
墨付けして部材をカットする
サンディングが終わったら、図面を見ながら各部材の墨付けとカットですね。
- 天板 → 厚10㎜×幅35㎜×長さ300㎜(20本)
- 天板支え① →厚24㎜×幅24㎜×長さ560㎜(2本)
- 天板支え② →厚24㎜×幅24㎜×長さ580㎜(2本)
- 天板引っ掛け →厚18㎜×幅18㎜×長さ550㎜(2本)
- 脚 → 厚10㎜×幅55㎜×長さ450㎜(4本)
出来るだけ節を避けてカットしておくと、天板をビスで止める時に困らなくて良いですよ!
DIYの経験上ですが、柔らかい節だと欠けてしまったり、硬い節だとビスが空回りしたりって事があるんです。
脚を丸く加工する
部材を切り出せたら、ラックの脚を丸く加工していきます。
丸く加工することで地面との設置面積が小さくなるので汚れ防止になりますよ!
木材に円を描く時は、コンパスがあると便利ですが、たまたま板の幅に合う缶があったので僕はこちらを使いました!
丸く墨付けしたら、不要なところをノコギリでカット!
そのあとノコヤスリで丸く整えていきます。
ノコヤスリで削る時は、切り口に対して出来るだけ刃が「直角」に当たるように削っておくようにしましょう!
とはいえ、若干斜めになってしまうと思うんです!
でも大丈夫!
僕の場合は、墨線を超えないように少しだけゆとりを持たせて削った後、最後に4枚重ねて直角になる様にスコヤで確かめながら電動サンダーで整えていきました!
電動サンダーをお持ちでない方は、端材にヤスリを巻きつけて削ればOKです!
「スコヤ」についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
丸く削るとこんな脚の出来上がりです!
木材の着色とコーティング
部材の加工ができたら組み立てる前に着色しておきます!
えっ!組み立ててから塗らないの?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、組み立てた後に「塗ったり拭き取ったり」するのは大変です。
先に塗っておく方が圧倒的に作業がしやすいです。
この時点か次の工程で塗っておくようにしましょう!
今回はワトコオイル(ダークウォルナット)で着色後、乾燥させてから蜜蝋ワックスでコーティングしてみました。
今になってニスで着色しても良かったかなと思ったりもしています。
天板の取り付け位置とネジ穴部分に墨線を引く
天板を等間隔に設置できるように、予め墨線を引いておく方が良いと思います。
また、脚に固定する角材の切断面の中心にも印を付けておきましょう。
切断面の中心を出す方法は色々あるかもしれませんが、断面が正方形なら留め定規を使うのが簡単なので試してみてください。
墨付けが終わったら、ドリルで穴を開ける時に先端がズレないようにポンチという道具で凹みをつけておきます。
続いてネジ穴の加工!
今回使うネジは、「ジョイントボルト」と「トラス小ネジ」。
ネジ頭が大きいので凹みを作って板の表面とツラが平らになるようにしてみました。
※この加工は特にしなくても折りたたみ自体には支障ありません。
脚部分の加工ができました。
一箇所、着色できていない所がありますが、これは穴を開ける面を間違えてしまい、再度スライド丸ノコで溝を作って埋木をしてから加工し直しました。
スライド丸ノコってそんな事もできるの?
と思われた方は、こちらの【DIYの救世主】スライド丸ノコの使い方【加工能力に圧巻】の記事も合わせてどうぞ!
これで取り敢えず脚部分は完成ですね。
天板支えの加工
次に天板を支える角材に「鬼目ナット」を埋め込んでいきます。
今回は6㎜のネジが収まるこちらの「鬼目ナット」を使うので、9㎜のドリルで下穴を開けました。
※パッケージの裏に「適したドリルの太さ」が書かれているので、そちらを参考にしてください。
下穴は、長さ20㎜の鬼目ナットに対して21㎜~22㎜程度としました。
写真のように6角レンチをねじ込むとこんな感じで埋まります。
鬼目ナットについて詳しく知りたい方は、こちらの鬼目ナットの種類と使い方をどうぞ。
ここまで出来たら一度組み立ててみたくなるね!
て事で、組み立てて開閉をチェックしてみました。
組み立てて開閉をチェック
ちゃんと開閉できるかな~と思いながら何度も閉じたり開いたり…
10回くらいしたかな笑
うん!バッチリです!
※天板を付けていないので手で支えながらの撮影です。
さて、後は天板を作って取り付ければ完成ですね。
折りたたみラックの天板を作る
先程、墨付けしたこちらの角材に木工ボンドを塗って板を貼っていきます。
貼り付ける時は、添え木をしてガタガタにならない様にクランプでしっかり圧着しておきましょう。
ボンドが乾燥後、下穴を開けてビス留めしていきます。
下穴の位置も一直線になるように予め印をつけておきます。
そして、ビスを打つ前には皿取りをしておくのがおすすめ!
皿取りする事によってビス頭が綺麗に収まるので仕上がりも良くなりますよ。
面倒くさがらず、一手間が大事なんだね!
面取りカッターで皿取りするとこんな感じです。
ここにビス頭がスッポリきれいに収まってくれるんです。
木口(こぐち)の近くで無理にビスを打ち込むと木が割れやすいので注意しましょう!
①下穴を開ける
②面取りカッターで皿取り
③ビスをある程度まで打ち込む
④最後は手持ちのプラスドライバーで締める
1段目のビス留めが終わりました。
2段目もこの調子で板を取り付けて行けば「折りたたみ式2段ラック」の完成です!
【動画でチェック】完成した折りたたみラックの動きは如何に!
それでは、実際に完成した折りたたみラックの動きをチェックしてみたいと思います。
ホントにちゃんと動くのかい!?
お〜〜!
ちゃんと折りたためてるじゃん!
最後の椅子は本来の使い方じゃないよね。
壊れたらいけないから、座るのはやめておきましょう。
まぁ、こんな感じで初めて作ったにしては上出来かな(笑)
と、ここで!
せっかくねじ止め位置を加工したのに、組み立てる際に表裏を間違ってしまい、もう一度バラして組み立て直しました。
折りたたみラックの製作に使用した材料
ここまで読んで自分も作ってみたいな〜と思われた方は、こちらに使用した材料をまとめているので参考にしてみてください。
木材は全てヒノキ材です。
キャンプ用に折りたたみ2段ラックをDIY!【まとめ】
今回はTwitterでお世話になっている@Kotetsu_Diyerさんの3段ラックを参考にさせて頂き、折りたたみの2段ラックを作ってみました。
ミスをしながらの製作でしたが、スムーズに開閉まで持って行けて一安心です。
そして、このラックを持ってキャンプに行くのが今の楽しみでもあります。
これから少しずつキャンプギアも作っていけたらなと思っていますので引き続きブログをご覧頂けると嬉しいです。
今回製作した折りたたみラック!
お店でも買えますが、たくさんの方に作り方を参考にして頂き、キャンプや日常使いにご活用してもらえたら嬉しいです。
それでは、良きキャンプライフ&DIYライフを送ってください!