ハンガーボルトってネジ頭がなくて真っ直ぐな形だよね!こんなのどうやって木に埋めるの?
使い方が分からないんだけど・・・
初めてハンガーボルトを見た時、そう思いませんでしたか?
「ネジ頭がないネジなんて、どうせ特殊な工具でも使うんでしょ!」って。
「DIY初心者の自分には無縁だ!」って。
最初は僕もそう思ったんですが、調べたらめちゃ簡単でビックリしたんですよ!笑
要するに「ハンガーボルトを付けるには、“ある物”を2つ使えばOK!きっと皆さんのお家にもあるんじゃないですかね!」
そう!そのある物っていうのが“六角ナット”なんですよ!
六角ナット2つをハンガーボルトに取り付ければ、木材にねじ込む事ができるって訳です。
えっ!どうやって!?
それをここでは解説していきますね!
こちらの記事では「ダブルナットを使ったハンガーボルトの使い方」をご紹介しています。
簡単に取り付け取り外しができるので、木工・DIYにぜひ活用してみてくださいね。
ハンガーボルトの形状
付け方や抜き方をご覧いただく前に、まずはハンガーボルトの形状から見ていきましょう。
実物を見てみると「左側が木ネジ・右側がボルト」の形状をしているのが分かりますよね。
左半分が木にねじ込む方で「木ネジ」になっています。
サイズも沢山あって「M4~M10」までのネジ幅から選ぶ事ができるんです。
M4=4㎜
M6=6㎜
M8=8㎜
M10=10㎜
ってことね。
※もしかすると他にもサイズがあるかもですのでチェックしてみてくださいね。
ハンガーボルトを使う場合は、受け側も必要になるのでこちらも要チェックです!
それでは実際にハンガーボルトを木材に取り付けてみたいと思います。
ハンガーボルトの付け方
使用する工具
6㎜のハンガーボルトを木材へ取り付ける時に僕が使っている工具はこちら。
どれもDIYしてるとお家にありそうな物ばかりですよね!
下穴を開ける
まずは、ハンガーボルトを付けたい所に電動ドライバーで下穴を開けます。
下穴の太さはネジ幅に対して70%くらいが良いそうです。
ここで使っているハンガーボルトは「ネジ幅が6㎜」ですので、その70%だと「4.2㎜の下穴」を開ける事になりますね。
ところが僕は4.2㎜の錐を持っていません。ここでは4.5㎜幅を使いました。
(補足)木口の真ん中に下穴を開ける時、節があると横へズレてしまって難しいです。そんな時はこちらの「節があっても横にズレない下穴の開け方」を参考にしてください。
ハンガーボルトに六角ナットを取り付ける
下穴を開けたら、続いてハンガーボルトに六角ナットを2つ取り付けます。
モンキーとスパナを使って下側と上側のナットをギュッと締め合わせます。ギュッと言ってもそんなに強くしなくても大丈夫です。
もし、モンキーとスパナのどちらか一つしか無い場合はソケットレンチでも代用できるので試してみてください。
ダブルナットで木材にねじ込む
木材にハンガーボルトをねじ込む時は、初めだけ画像のようにソケットを使うと回しやすいです。
ソケットで回せるところまで回して、あとはスパナに持ち変えて“上側のナット”を時計回りに回してねじ込みます。
最後にナットを取り外せばこの通り!
ハンガーボルトの取り付けができました。
ハンガーボルトの抜き方
ハンガーボルトを抜く時も先程と同じように六角ナットを2つ使います。
取り付ける時は上側のナットを回したけど、外す時は下側のナットを回すんだよね!
下側のナットを反時計回りに回すとこんな感じで簡単に外す事ができますよ。
ハンガーボルトと鬼目ナットを使ったDIY作品
こちらはキャンプ用のハンガーラックです。
収納を考えて脚部を取り外せるようにしました。
受け側に鬼目ナットを使うと部材同士を繋げたり外したり出来るので超おすすめです。
実際にこちら↓のハンガーラックの製作で使っているので参考にしてみてください!
【取り付け簡単】ハンガーボルトの付け方と抜き方【まとめ】
いかがでしたか?
今回は「ハンガーボルトの付け方と抜き方」についてまとめました。
初めてハンガーボルトを見た時は、自分が使うなんて想像もしていませんでしたが、ダブルナットいう方法を使えば意外と簡単に取り付け・取り外しができました!
下穴さえ真っ直ぐ開ければあとはねじ込むだけ!
こんな簡単に取り付けができるなら、もっと早く知っておきたかったな笑
前回ご紹介した「鬼目ナット」と共にDIY初心者にはハードルが高そうなイメージのハンガーボルト!
ですが、実際はそれほど難易度も高くないので、よかったらDIYで活用してみてください。