フェンスブロックに支柱を立てたいんだけど、どうやって立てればいいのかな?
こちらの記事では、フェンスブロックに4×4材(90㎜×90㎜)の支柱を立てる方法について解説しています。
前回の記事はこちらをどうぞ。
ウッドフェンスのDIYでよく使われる基礎と言えば『フェンスブロック』です。
しかし、実際にフェンスブロックに支柱をさしてみると・・・
- 入り口の大きさと支柱の太さが違う
- 支柱がフェンスブロックの途中までしか入らない
- ぐらぐらして不安定
どうやって柱を固定すればいいんだろう?
こんな感じでフェンスブロックを初めて使う時は困りますよね。
そこで、まずこちらをご覧ください。
ブロックと柱の隙間を埋める方法はいくつかありますが、こちらの記事ではからモル(モルタルと砂を混ぜて水を加えていない状態)を使って固定する方法をご紹介します。
これだけでも、支柱はしっかりと安定するので宜しければ参考にしてくださいね。
90角用フェンスブロックに支柱を立てる流れ
まずはフェンスブロックに支柱を設置する流れをご紹介します。
こんな流れになります。
作業の詳細は引き続きご覧ください。
支柱を立てる時に準備するもの
実際の作業で必要な材料はこちらです。
クサビ以外はホームセンターで購入できるので、揃えておきましょう!
用意するのはこれくらい。
材料が揃ったら早速やっていきましょう!
最初に塗装して耐久性を上げておく!
フェンスブロックに支柱を差し込む前に必ず屋外用の塗料を塗っておくようにしましょう。
夏場だとすぐに乾くのでそれほど間隔をあけなくても大丈夫です。
塗料選びで困ったときは、プロも愛用しているこちらのキシラデコール(油性・浸透タイプ)がおすすめ!
耐候性に優れており長期間、雨風や日光から木部を守ってくれますよ。
そして、色むらを作らず短時間できれいな塗装面に仕上げたい方には、こちらのコテバケもおすすめです。
一通り塗り終われば、丸1日ゆっくり乾燥させるようにしましょう。
フェンスブロックに支柱を立てる
フェンスブロックに支柱を立てる時は『くさび』を使います。
上の画像のクサビは、端材を10度くらいにカットして自作した物です。
支柱がまっすぐに立ったら次の工程に進みましょう!
フェンスブロックと支柱の狭間を埋める
フェンスブロックと支柱の隙間を埋める方法には
- 珪砂(けいしゃ)を使う
- トロトロにしたモルタル(セメント+砂+水多め)を使う
- ノロ(セメントに水を混ぜたもの)を使う
など、色々あります。
しかし今回、僕が試した方法はセメントと砂を混ぜ、水を全く加えていない『からモルタル』で隙間を埋める方法です。
セメント1:砂3で配合したこちらの「からモル」を隙間に注いでいきます。
からモルは注ぐだけでは充填されないので、細い棒(竹串)で突いで隅々まで埋めていきます。
そして、硬くなるまでしっかりと充填できたところで、残りの「からモル」に水を加えて練り上げます。
これをブロックと支柱の間に打ち、雨水がブロック内に侵入しないように傾斜もつけておきます。
ブロックには予め水をかけ、モルタルの密着が良くなるようにしておきましょう!
我が家のウッドフェンスの支柱の設置方法はこんな流れです。
ウッドフェンス作りの全工程をまとめた記事はこちらからどうぞ。
90角用フェンスブロックを使ってウッドフェンスの支柱を設置する方法【まとめ】
いかがでしたか?
正しいやり方ではないかもしれませんが、この方法でやってみたところ、案外というかかなりしっかり支柱が固定できました。
一応、『からモル工法』とでも名付けておきましょう(笑)
現在のところ、実際の強度までは分かりません。
数年後の状態もまたお知らせできればと思っています。
2023年12月
設置してから3年半が経ちましたが、全く問題ありません!
フェンスブロックに支柱を設置する方法には
- 珪砂(けいしゃ)を使う
- トロトロにしたモルタル(セメント+砂+水多め)を使う
- ノロ(セメントに水を混ぜたもの)を使う
などがありますが、いずれにしても「フェンスブロックの内部に雨水が入って支柱が腐ってしまった〜」という事だけは避けたいですよね。
こちらの記事で紹介した支柱の設置方法は、プロならやらない方法かもしれません。
しかし、自己責任でちょっと変わったやり方にチャレンジできるのもDIYの醍醐味と言えます。
ぜひ良き方法を見つけてウッドフェンス作りにチャレンジしてみてください。