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【さしがねの便利な使い方11選】初心者にも分かりやすくご紹介

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【さしがねの便利な使い方11選】初心者にも分かりやすくご紹介

さしがねって色んな使い方があるの?

差し金(さしがね)といえば、木工・DIYの定番とも言える大工道具の一つです。

DIYを始める時に最初に購入する方も多いのではないでしょうか。

そんなさしがね、直角に墨付けするためだけの道具ではないのです。

これは意外と知られていない事かもしれませんが、実は色々と便利な使い方があるんですよ。

そこでこちらの記事では、木工・DIY初心者がまず初めに知っておきたい差し金の使い方をご紹介しています。

作業が劇的に改善すると思うので、ぜひ参考にしてくださいね。

ちなみに、僕のおすすめの差し金はこちらです↓

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差し金(さしがね)とは?

差し金というのは、大工さんがよく使っている工具でL字型の定規のことです。

差し金は、「指矩」と書いたり、別名「曲尺(かねじゃく)」とも呼ばれています。

形はL字型で、長さの異なる2本の辺があり、長い方が「長手」短い方が「妻手」と言います。妻手は「短手」とも呼ばれています。

直角に線を引くだけではなく、曲線を引いたり勾配(こうばい)を出すこともできる便利な工具なのです。

さしがねの裏目に注目!角目・丸目・ほぞ穴測定目盛の使い方

さしがねには「表面と裏面」があり「内側と外側」に目盛りが付いています。

中には目盛りが外側しかない物や表裏同目の物もありますが、あまりお勧めしません。

できれば裏側に角目(かくめ)と丸目(まるめ)とほぞ穴測定目盛が刻まれている差し金を準備しましょう。

値段もそんなに変わらないし、一本あれば色んな使い方ができますよ。

角目(かくめ)はこんな時に使う

角目の目盛りは、丸太から取れる正方形の柱の一辺の長さを調べる時に使います。

要するに、角目の目盛りで丸太の直径を測れば、最大で取れる柱の大きさが瞬時に分かるという訳です。

丸目(まるめ)はこんな時に使う

丸目の目盛りは、丸い筒の円周の長さを測るときに使います。

使い方は簡単!

丸目の目盛りで筒の直径を測ると、筒の円周の長さとイコールになるのです。

上の写真では丸目の目盛りが37なので、筒の円周の長さも37㎝ということ!

直径を測るだけで、すぐに円周の長さが分かる便利な目盛りが「丸目」なのです。

ほぞ穴測定目盛はこんな時に使う

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ほぞ穴測定目盛は、狭い穴の深さを測るときに使います。

そのため測りやすいように、さしがねの端から目盛りが刻まれています。

こちらの目盛りは表面の目盛りと同じなのでそのまま読めば大丈夫です。

上の写真では深さが77㎜ですね。

さしがねの使い方

角目・丸目・ほぞ穴測定目盛りの使い方について触れたところで、更にさしがねの便利な使い方について8つご紹介します。

直角・垂直を確認する

さしがねのL字部分を使うことで、直角・垂直を確認する事ができます。

  • 木材をカットした後、しっかり90度が出ているかどうか確認する事ができる。
  • 家具を製作した場合など、床に対して垂直に立っているかどうか確認できる。

直角に墨付けする方法

さしがねを使って木材に直角の線を引く方法です。

木材に直角の線を引く時は、さしがねの長い辺(長手)を木材に引っ掛けて行います。

ただ、さしがねの持ち方には気をつけて下さいね。

  • 木材にさしがねを引っ掛けて線を引く時は、長手の真ん中辺りを持つ。
  • さしがねの端を持って線を引こうとすると、反対側が浮いてしまい正確に直角の線が引けない。

さしがねの持ち方には注意して下さいね。

45度に墨付けする方法

さしがねを使って木材に45度の線を引く方法です。

さしがねの角から長手と妻手の長さを等しくする事で、45度の線を引く事ができます。

60度と30度を墨付けする方法

さしがねを使って木材に60度と30度の線を引く方法です。

上の写真を例に手順を書くと次のようになります。

  1. 点Xと点Yに印をつけます。(ここでは300㎜で墨付けしています。)
  2. 妻手の目盛りは「300㎜の半分の150㎜」になるように点Yに合わせます。
  3. 点Yを150㎜で維持し、長手を点Xに合わせます。

こうする事で、「a:b=2:1」とする事ができ、長手側30度、妻手側60度の線を引く事ができるのです。

丸の中心に墨付けする方法

丸の中心に墨付けする時にもさしがねを使うと便利です。

手順は次のようになります。

  1. 円周のどこでもいいので差し金の角を合わせ、円周と交わる点X(長手の長さ)=点Y(妻手の長さ)に印を付けます。
  2. 点Xと点Yを線でつなぎます。
  3. 位置を変えてもう一度1と2を行います。

こうする事で、線と線が交わり中心点を見つける事ができますよ。

等分する方法

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差し金を使って木材を等分する方法です。

上の写真を例に幅9㎝の板を7等分するには

9÷7=1.28571429

という具合に1本あたりの木材の幅を計算することはできますが、この数字を墨付けするのは至難の技ですよね。

そんな時にさしがねが使えるのです。

「1.128571429」で7等分ってどうやってするの?

手順はこうです。

  1. さしがねの角を木材の端に合わせて、長手の目盛りを7の倍数の140㎜に合わせます。
  2. 長手の目盛りの20㎜・40㎜・60㎜・80㎜・100㎜・120㎜に印を付けます。
  3. これを2箇所で行って印同士を線でつなぎます。

これで幅90㎜の板を7等分できるという訳です。

丸目の目盛りを使ってもできるので、やりやすい方法でどうぞ!

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さしがねって凄いでしょ!

曲線を描く方法

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さしがねを使って曲線を描く方法です。

一人で曲線を引く時は、上の写真のように切り込みを入れた角材にさしがねを引っ掛け、妻手を持って長手を曲げる事で曲線を引く事ができます。

家具作りで丸みを付けたい時に便利ですね。

ここで気をつけて欲しいことは、さしがねが跳ね返って怪我をしないように、切り込みを入れた木材はしっかりクランプしておきましょう。

フローリング材や石膏ボードの下地作りでも使える

フローリング材や石膏ボードの下地材を等間隔に組んで行く時にも使えます。

  • 石膏ボードのサイズは「横910㎜×縦1820㎜」
  • フローリング材「幅303㎜」

さしがねをよく見ると、303㎜に印が付いていますね。

フローリング材や石膏ボードの下地材(胴縁)を303㎜ピッチで組んでいく時にも使えるんです。

あわせて読みたい

www.hiro-secondwork.com

さしがねの保管方法と注意点

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差し金は木材の直角や勾配などを測定する重要な道具です。

乱雑に片付けたり乱暴に扱っていると、知らないうちに曲がって90度が出ていない事があります。

定期的にスコヤを使って直角が出ているか確認する癖をつけておきましょう。

さしがねの便利な使い方11選【まとめ】

如何でしたか?

さしがねの意外と知らない便利な使い方をご紹介してきました。

さしがねは直角に墨付けする以外にもたくさんの使い方があるんですよ。

木工やDIYを始めたばかりの方には、役立つ情報だと思うので是非これからのDIYライフに取り入れてやってみてくださいね。

こんなに簡単にできるならもっと早く知っておけば良かったと思うことは沢山ありますが、木工においても同じです。

本当、奥が深い分野です。

以上、【さしがねの便利な使い方11選】でした。

角目・丸目・ほぞ穴測定目盛り:全部そろった差し金はコチラ

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さしがねには色んな種類があって、小さいものから大きいもの、薄くて曲がるものから厚みがあって曲がらないものまで多種多様です。

ホームセンターには表裏同目の物が多くて、裏目に「角目・丸目・ほぞ穴測定目盛り」が刻んである差し金が1本も置いていないお店もありました。

「皆さんのお近くのホームセンターにはありますか?」

ぜひ探して見てくださいね。

こちらの記事で実際に使用している差し金は、上の写真のように裏側に角目と丸目の使い方が表示されています。

「角目は何で使うんだっけ?丸目は?」

こんな風に分からなくなっても心配いりませんね。

SK11のコチラのさしがねは、DIY初心者にとても親切なのでおすすめです!

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