ホームセンターで「野地板」という木材を見かけたんだけど、DIYで使う時に知ってる方が良いポイントってあるのかな?
こちらでは、以上のような疑問に答えています。
ホームセンターの木材コーナーに行くと、所狭しに色んな木材が置かれています。
中でも安さで一際目をひくのが『野地板』という木材。
一枚単位で売られている事は珍しく、大抵10枚程度の束で販売されているのですが、皆さん見かけたことはありますか。
野地板は、表面がザラザラで面取りもされていない切りっぱなしの木材で、DIYで使うときには下処理が必須です。
下処理は少々面倒ですが、コストパフォーマンスは抜群に良いので、DIYやハンドメイド雑貨の制作などに使われる事も多いのです。
そこでこちらの記事では、野地板を購入する時のポイントや注意点、下処理の方法まで解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
ハンドメイド雑貨の制作には銘木もおすすめです。高級木材で上質感を出したいと言う方は、こちらの『ホームセンターで入手困難な木材!ウォールナットなど広葉樹はどこで買う?』も合わせてご覧ください。
初めて野地板を見た時の感想
DIYを始めた頃は、仕事が休みの度にホームセンターに通うほど木工にのめり込んでいました。
ホームセンターへ行くと、所狭しに木材が陳列され、種類も豊富で圧倒されました。
今はある程度、木材の種類が分かるようになりましたが、当時は木を見てもさっぱり分からず、作りたい物があってもどの木を使えば良いのか、右も左も分からない超初心者でした。
そんな時、目に飛び込んできたのが『野地板』です。
見た目も触り心地もザラザラで、しかも木屑(きくず)だらけ!
「こんな木、使えないや!」
当時はほとんど見向きもせずその場をスルーしていましたが、まさかその後、野地板の虜(とりこ)になるとは想像もしていませんでした。
そこで、野地板を使い始めて思ったことを次の章でご紹介します。
DIYで野地板を購入する際の注意点
野地板をDIYに使用するデメリットとは?
ホームセンターで野地板を購入する際の注意点を3つ解説します。
野地板は木屑(きくず)がスゴイ
軽トラの貸し出しサービスを利用する場合は特に気にする必要はありませんが、ホームセンターで野地板を購入し自家用車で持ち帰る場合は、ブルーシートを準備しておくことを強くおすすめします。
そのまま車内に突っ込むと座席のシートに木屑が入り込んで、掃除が大変!
あらかじめブルーシートを車内に広げてから積み込むようにしましょう。
野地板は表面がザラザラしている
ホームセンターで販売されている野地板は、カットした状態でプレナー加工されていないので表面がザラザラしています。
そのままでは使いにくい上、バリやささくれで怪我をする恐れもありますので、使用する前には必ず下処理を行うようにしましょう!
下処理については後ほど解説します。
野地板は未乾燥の状態で販売されている
ホームセンターの野地板は未乾燥の状態で置かれています。
水分を含んだ湿っぽい物、中にはカビが生えている物も混ざっています。
しかし、10束単位で販売されている事が多いので、1枚1枚チェックするのは容易ではありませんし、僕もそこまではしていません。
ただ、できるだけ軽い物を選ぶ様にはしています。
明らかに他より重たいものはカビが生えている可能性が高いので気をつけましょう。
DIYで野地板を使用する前の下準備
こちらでは、野地板をDIYで使う前の下処理について解説しています。
野地板のほとんどは束売りで未乾燥材なので、購入後は屋外でバラして乾燥させなければ使えません。
急いで乾かしたいからと炎天下で乾燥させると反る原因になるので注意が必要です。
その他、以下の点に注意しておきましょう。
ザラ付いてた野地板を綺麗にしてからDIYで使いましょう。
また、ヤスリがけを手で行うのは非常に大変です。電動工具を使った方が圧倒的に楽ですし、短時間で綺麗にできるので作業効率がぐ〜んとアップしますよ。
≫ BOSCH(ボッシュ)のオービタルサンダーを選んだ理由【圧倒的/使いやすさ】
野地板がDIYにおすすめな理由
野地板をDIYに使用するメリットとは?
先ほどはデメリットについて解説しましたが、こちらでは野地板を使うメリットについて見ていきましょう。
野地板はとにかく安い!
私が住む地区のホームセンターでは、縦90㎜×厚み12㎜×横2000㎜の寸法で10束1000円以下で購入できます。
1本あたり100円もしない超経済的な木材なんです!
※現在は木材価格が高騰している為、当時のように1本100円を切るような事はありません。
野地板はシャビー加工が容易にできる!
野地板にペンキを塗って乾燥させた後、サンダーでヤスリがけすると木目がこのように浮き上がってきます。
ちょっとシャビー風に加工したいな!という時に簡単にできるのが野地板の良いところ!
シャビー塗装に関心のある方は、こちらの【DIY必見】シャビー塗装にコツは不要!【初めてでも失敗しない方法とは?】もあわせてご覧ください。
上記のシャビー加工は簡単ですが、サンダーは必須ですよ!
私はボッシュのオービタルサンダーPro用を使っていますが、こちらのサンダーはダイヤル式6段階変速機能が付いているので、「住宅街で静かに作業をしたい!」という方にオススメです。
野地板は軽いので持ち運びが楽チン!
DIYでよく使われるSPF材と比べても、杉の野地板はとにかく軽いです。
DIY女子と言われるくらい今や女性に大人気のDIY!軽くて持ち運びが楽なのでおすすめです。
特にハンドメイドイベントではディスプレイ用の什器が必須です。什器を杉材で作っておくと搬入も楽チンです。
野地板がDIYで好まれる理由〜購入時の注意点も合わせて解説〜【まとめ】
野地板は一見何に使うんだと思われるかもしれませんが、購入時の注意点と下処理さえしっかり行えば、DIYに活かしやすい木材と言えます!
それに、ハンドメイドで木工雑貨を作られている方なら原価が安い野地板を生かす手はありません!
また、シャビー風に仕上げるのも比較的簡単にできるので、初心者の方にもオススメの木材なんです。
≫【DIY必見】シャビー塗装にコツは不要!【初めてでも失敗しない方法とは?】
そして何より安い!
1本100円で買える木材はそうありませんので経済的にも助かります。
ただ、乾燥させる時は風通しの良い日陰で乾かすようにしましょう!
以上、野地板がDIYで好まれる理由について、購入時の注意点にも触れながら解説してきました。
この記事を読んで、ちょっとでも野地板に興味が湧いてきた方は、ぜひ野地板デビューしてみてはいかがでしょうか。
木材つながりという事で、こちらの記事も良かったら見てね!