造作洗面台ってDIY初心者の僕でも作れるの?それと費用はどれくらいかかるの?
一昔前は洗面台も既製品が主流でしたが、最近は家を建てる時に大工さんに作ってもらうというケースが増えてきたのではないでしょうか。
「造作洗面台」というキーワードで検索すると、ホテル風の横長のおしゃれな洗面台の画像がほとんど。
さすが人気の形というだけありますね。
でも、我が家ではそんな横長の洗面台はスペース的に無理なので通常のサイズで手作りする事にしました。
そこで、こちらの記事では、IKEAの洗面ボウルを使って手作りした我が家の造作洗面台とDIY費用を紹介しています。
洗面台の取り外し方はこちらの記事が参考になりますよ。
造作洗面台のDIYを考えている方は、是非こちらの記事を参考にしてみてくださいね(^^)
造作洗面台の設計図
先ずは、我が家の造作洗面台の設計図をご覧ください。
こちらの洗面台の製作には、パイン集成材とSPF材の2種類を使っています。
- パイン集成材は外側(見える部分)
- SPF材は内側(見えない部分)
という感じで使い分けてみました。
それと、図面上では書いていませんが、洗面ボウルの下側には給水ホースや給湯ホースがあるのはご存知かと思います。
しかしこのホース、あまり見栄えが良くないので厚みの薄い集成材を貼って見えないようにしています。後々出てくるのでそこでまた触れますね!
でも完全にふさいでしまうと点検したい時に出来ないので、実際には木材に磁石を埋め込んでいつでも取り外して点検できるようにしています。
簡単に設計図の補足をしたところで、それではいよいよ作っていきましょう!
造作洗面台の作り方
洗面台の組み立て!綺麗に見せるコツ!
図面の寸法に従ってカットした部材を組み立てます。
横幅の広い木材のカットは、ホームセンターのカットサービスを利用すると時間と手間が省けて効率も良いのでおすすめです。
また、組み立て方には色々な方法があるので、最終的には自分自身が納得できる方法で作ってみるのが良いと思います。
- 組み立てた時にビス(ねじ)が見えるのは嫌!
- ダボ継ぎの手法を使って作ってみたい!
- 何と言ってもやっぱり綺麗に仕上げたい!
【そんな方におすすめの方法】
造作洗面台をダボ継ぎで組み立てた記事はコチラ↓
洗面台のカウンタートップ(天板)の設置も木ダボを利用したので合わせてご覧くださいね。
巾木を切り落として壁と洗面台に隙間を作らない!
洗面台の大きさ(寸法)に合わせて余分な巾木を切り落とします。
地道な作業にはなりますが、頑張ってくださいね。
- 切り落としたい箇所にマスキングで目印をつける。
- ノコギリとカッターを交互に使いながらカットする。
- 巾木は接着剤か何かでくっ付いているので、剥がす時は隙間にカッターを入れながら慎重に剥がす。
巾木をカットできたら、先程組み立てた洗面台を実際に壁に取り付けてみましょう!
サイズ通りにピッタリ!
きっちりはまると嬉しいですね(^^)
IKEAの洗面ボウルの設置方法
記事タイトルにもあるように、コチラの記事では僕がIKEAで購入した洗面ボウルの設置方法を5STEPで説明します。
STEP1:洗面ボウルの設置箇所に印を付ける
カウンタートップに洗面ボウルを仮置きし、排水口に沿わせて鉛筆で丸く円を書きます。
次にIKEAの洗面台には写真のようなペーパーが付属されているので、こちらを使って先ほど書いた丸い円に合わせて周りもなぞります。
STEP2:工具を使ってカウンタートップをくりぬく
先ほど鉛筆でなぞった枠線の角に1箇所だけドリルビットで穴を開けます。
そこにジグソーの刃を差し込み、線に沿わせてカットしていきます。
普段あまり使わないので上手くできませんでしたが、何とかくりぬけました。
ジグソーが無い方や使うのが怖いという方は、糸鋸や木工ペッカーという手持ちのノコギリを使えば同じようにカットできるので試してみてください。
STEP3:シリコーンシーラントで防水・防カビ対策
カウンタートップと洗面ボウルが合わさる部分と先程くり抜いたカウンタートップの切断面に防水・防カビ対策としてシリコーンシーラントを施工します。
STEP4:要注意!洗面ボウルをカウンタートップに設置する時に困ること
いよいよ洗面ボウルの設置ですね。
しかしここで1つ困ったことがあったんです!
それは・・・
洗面ボウルの設置場所として最初に鉛筆でマーキングした排水口の位置が、先程ジグソーで切り落としたおかげで無くなってしまったこと!
最初にベストポジションに合わせた意味がどこにあるのだ・・・
おそらく皆さんも悩むところじゃないかなと思うので僕がやった方法で良ければ参考にしてくださいね。
STEP5:これで安心!洗面ボウルをカウンタートップに設置する
カウンタートップのマーキングで使った用紙は捨てずに保管しておきましょう。
写真のようにマスキングテープを貼った用紙をカウンタートップの切り抜き部分の裏側に貼れば、排水口の位置が復元されました。
これでお悩み解決!
排水口と用紙の穴が合わせるようにカウンタートップに置くだけ。
無事、洗面ボウルの設置ができました!
IKEAの混合栓(蛇口)を取り付ける
僕が購入したのはこちらの混合栓。
何事も経験ですね!
本当にこんな物が自分に取り付けられるのかとも思いましたが、やってみると案外簡単だったので何でも業者に丸投げするのはもったいないですね。
さて、混合栓の取り付けですが、洗面ボウルの上から混合栓を差し込み給水・給湯ホースを連結します。
連結の仕方は、取り外した時の逆をやればOKなのですが、ホースの先についてあるソケットはしっかりと締めないと水漏れの原因になるので注意してください。
ドキドキしながら蛇口を開いてみると、しっかりと水が出たではありませんか!
水が出てこんなに感動したのは初めてです(^^)
とにかく大きなトラブルが起こらず一安心です。
洗面台下に目隠しと点検口を設置する
流石にニョキッと出た3本のホースが見えてしまうのは嫌なので、板を貼り合わせて隠せるようにしました。
- 上下の板はボンドと隠し釘で固定!
- 真ん中の板は木材に磁石を埋め込んで取り外しが可能!
こんな感じで作りました。
それから、点検口を取り外す為にはつまみが必要ですが、誰からも点検口の存在を気付かれないように透明で柔らかい丈夫な物(クリアファイルのような材質)を使ってみました。
ほら!
どこにつまみがあるか見つけられますか?
これは言われないと誰も点検口の存在に気付かない意外とお勧めの方法です。
DIYで憧れの造作洗面台がついに完成!
試行錯誤しましたがついに完成しました。
ではでは、お決まりのBefore/Afterをどうぞ!
Before & After
「洗面台の撤去方法」はこちらの記事が参考になります。
「モザイクタイルシールの貼り方」はこちらの記事が参考になります。
「額縁の作り方」と「壁掛け鏡の取り付け方法」はこちらの記事が参考になります。
造作洗面台のDIY費用
それでは気になるDIY費用を紹介します。
工具や細かい資材などは省いているので実際はもう少しかかっていますが、よろしければ目安として参考にしてください。
いかがですか?
思ったより安いですよね。
DIYすればこれくらいの予算で憧れの造作洗面台が作れちゃいます!
既製品の洗面台でももう少し費用は掛かるので、こんなに安く作れたら嬉しいですよね。
ちなみに、プロにお願いすると大体20万円〜と言われているので、DIYとの差額は随分違いますね。
この価格は我が家の手作り洗面台の費用なので、何を使って作るかによってそれ以上も以下もあると思いますが、よければ参考にしてくださいね。
【洗面台:DIY】IKEAの洗面ボウルを使って憧れの造作洗面台を手作り!【まとめ】
以上、僕が作った憧れの造作洗面台の作り方とDIY費用のご紹介でした!
参考になりましたか?
既製品の洗面台から造作洗面台にある種リノベーションした形ですが、とにかく雰囲気はガラッと変わりましたね。
洗面スペースが明るくなり清潔感も増しました。
木材以外は全てIKEAで購入出来るので、造作洗面台を作ってみようかなと思われたら是非チャレンジしてみてくださいね。
その時にこちらの記事が皆さんの参考になれば嬉しいです。