フローリングの貼り方には2つの工法があるって聞いたんだけど、DIYするならどちらがおすすめなのかな?
こんな疑問にお答えします。
結論から先に言うと、『捨て貼り工法』がおすすめです。
僕は過去に、DIYで『捨て貼り工法』と『根太貼り工法』どちらも体験しました。
そして、実際に床から足に伝わる感覚の違いを実感しました。
- 根太貼り工法は、足に跳ね返る感覚で安定感に欠ける
- 捨て貼り工法は、どっしりとしていて自分の体重をしっかり受け止めてくれる
こんな感覚です。
もちろん、プロの大工さんならこうはならないと思いますが、僕のようにDIYでやるとこうなる可能性があるので、今回は【捨て貼り】と【根太貼り】の2つの工法と違いについて解説していきます。
これから自分でフローリングを貼りたいなと思っている方、どうせ貼るなら安定感のある『捨て貼り工法』がおすすめですよ。
フローリングを貼るときの2つの工法
フローリングを貼る時は、主に2つの工法が使われています。
床をめくった経験がなければ、なかなか見る機会はないと思いますので、先ずはそれぞれの工法の違いをご説明します。
捨て貼り工法とは?
捨て貼り工法は、根太の上に厚み12㎜くらいの下地合板を敷きつけめ、その上にフローリング材を貼っていく工法です。
根太の上に下地合板を貼ることで、フローリング材がたわまず床の強度を高めることができます。
最近の木造住宅の一般的な工法でもあります。
根太の上に直接フローリング材を貼る『根太貼り工法』に比べて、冷気を遮断してくれるので断熱効果も高まります。
根太貼り工法とは?
捨て貼り工法に対して根太貼り工法は、根太の上に直接フローリング材を貼る工法です。
根太のみでフローリング材を支える形なので、たわみが発生しやすいというデメリットがあります。
皆さんもギシギシときしむ床を歩いた経験ってありませんか。
昔の住宅に多かった工法ですね。
根太貼り工法は、下地合板を使わないので床下の湿気や冷気が上がってきやすく、断熱効果も捨て貼り工法より劣ります。
捨て貼りと根太貼り、DIYならどっちがお勧め?
最初にお伝えしたように、DIYでフローリングを張るなら『捨て貼り工法』がおすすめです。
根太貼り工法は、根太に直接フローリング材を貼るだけなので、リフォームする時間や労力、材料費が安く抑えられていいように思いますが、強度は圧倒的に『捨て貼り工法』に軍配が上がります。
せっかくリフォームしたのに、僅か数年でたわみや床鳴りが発生したら「初めから下地合板を貼っておけば良かった」となりますよね。
もう一度やり直すなんて正直大変です。
初めから『捨て貼り工法』でフローリング材を貼る方がトータルコストは抑えられますよ。
自分がそうでしたので(^^)
フローリング材を貼るときの2つの工法【まとめ】
こちらの記事では、フローリング材を貼るときの2つの工法の違いについてご紹介しましたが如何でしたか。
ホームセンターでフロア材を買ってリノベーションされる方も多いと思いますが、自分の過去の経験を踏まえれば、DIYで床張りするなら『捨て貼り工法』がおすすめです。
- 床がたわむなんて嫌だ。
- 床鳴りも心配。
- 少しでも断熱効果を高めたい。
- どうせなら頑丈でしっかりとした床を作りたい。
こう感じた方は、良かったら『捨て貼り工法』にチャレンジしてみてくださいね。