マキタのスライド丸ノコM244を買ったんだけど、木材をカットしてみると微妙に角度がズレていて、直角に切れないんだよね。
より直角の精度を出すには、どうやって調整すればいいのかな?
こちらの記事では、こんな疑問を解決していきます。
スライド丸ノコを当然のように直角に切れる物だと思っていませんか?
実は直角のようで直角でない、つまり微妙にズレている事があるんです。
メーカーも出荷時点で調整してくれていますが、ずっと使っているうちにズレてしまったり、購入時点で既にズレてしまっている場合もあるんです。
えっ!!!新品の状態なのにズレてるの!?
そうなんです。
新品なのにズレがあるのは驚きかもしれませんが、搬送中に何らかの要因があったりするのかもしれませんね。
実際に僕が購入したスライド丸ノコもそうだったんです。
スライド丸ノコを購入したら試し切りをして直角を確かめよう!
そこで、購入したらまず直角が出ているかどうか、実際に使う前に試し切りをして確認しておくことをお勧めします。
上の画像では分かりづらいかもしれませんが、スコヤという直角定規を当てて直角をチェックしています。よく見ると微妙に右側に向かって隙間があるのが分かりますね。
取扱説明書の中でも「直角に調整する手順」が記載されているので、そちらに沿って調整すればある程度はクリアーできますが、実際にカットしてみるとそれでも微妙にズレている事があるんです。
では、どうやってその僅かな隙間をなくして直角に切れるように調整すれば良いのか!
それが、こちらになります。
スライド丸ノコの直角を調整する方法
先ほども書いたように、ある程度は取扱説明書の手順で直角調整はクリアーできます。
しかし、より精度を出してカットしたいという場合は、現物あわせを繰り返してより直角に近づけていくという作業を行っていきます。
通常の直角調整の手順
まずは通常の直角調整のやり方です。
スライド丸ノコの後方に付属されているこちらの『ボックスレンチ』を取り外し、ガイドフェンスを固定しているボルトを緩めます。
丸ノコ本体の左側にある2つのボルトを緩めるとガイドフェンスを動かせるので、スライド丸ノコの刃とガイドフェンスが直角になるように「三角定規」または「スコヤ」を使って角度を調整します。
ボルトは本体の右側にも1つありますが、そちらは特に緩めなくてもガイドフェンスの調整は可能です。
あとは、定規を使って直角を保ったまま、はじめに緩めたボルトを締め直せば調整は完了です。
通常はこのような流れになります。
「よし、これで調整が終わった!」と思いきや、実際に木をカットしてみると・・・
あれ?まだズレてる!
なんて事があります。
より直角に近づけるための角度調整の方法
ここからは更に精度を出すための調整方法になります。
とはいえ、実際にカットしながら微妙な隙間を調整する以外の方法がありません。
つまり「ボルトを緩める→ガイドプレートをちょっと動かす→ボルトを締める→カットする→直角かどうか確かめる」を地道に繰り返しながら微調整します。
ピッタリ90度になれば調整は完了です。
気長に調整してみてくださいね。
スライド丸ノコで直角に切れない時の調整方法【まとめ】
こちらの記事では、スライド丸ノコで直角に切れない時の調整方法について解説してきました。
スライド丸ノコの購入理由には、作業が楽に行えるということ以外にも、精度を求めて購入される方も非常に多いと思います。
それが、いざ使ってみると精度が出ていないという事も稀にあるんです。
木材をカットして組んでいく時に気付いて、その時に調整しても決して遅くはありませんが、どうせなら買った時にチェックしておいた方が安心して使えますよね。
直角がズレていると、角度切りまでズレてしまいます。
スライド丸ノコを購入された時はぜひ試し切りをして、直角が出ているかどうかチェックしてみてくださいね。