自宅にウッドフェンスを作りたいんだけど、基礎ブロックはどうやって設置すれば良いのかな?
こんな疑問にお答えします。
こちらの記事では、DIYでよく使われている『フェンスブロック』を使った基礎の設置方法をご紹介しています。
先日、僕もこの方法で基礎を作りました。その時の様子を分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ウッドフェンスで大切な基礎づくりのポイント
フェンスブロックを使った独立基礎の作り方
僕が基礎に使用したブロックは、ホームセンターで販売されている少し小さめサイズのフェンスブロック。
- 縦18㎝×横18㎝×高さ25㎝ ←こちら
- 縦18㎝×横18㎝×高さ45㎝
風の抵抗をあまり受けない場所に設置するのでこちらを選びました。
フェンスブロックを選ぶときは、設置場所の状況や施工するフェンスの高さに合わせて最適なサイズを選んでくださいね。
ウッドフェンスの基礎の間隔
基礎ブロックを設置する間隔も重要です。
全長6mあるフェンスの基礎ブロックが「4つ」の場合と「7つ」の場合を想像してみてください。フェンスに掛かる風圧が同じとき、基礎に掛かる力が「4つ」に分散されるか「7つ」に分散されるかで、基礎ブロック1個分に掛かる負荷は異なってきます。
強風による倒壊リスクを減らすためにも、基礎ブロックはケチらず、少し多めに設置する方が安全です。
こんな感じで、何となく基礎ブロックの設置イメージができたら、実際にブロックを置いて位置決めしてみましょう。
ウッドフェンスの基礎の作り方
基礎ブロックを設置する位置が決まったところで、基礎づくりを流れをご覧ください。
地面に穴を掘る
まずは地面に穴を掘ります。
掘るときは、ブロックよりも一回り大きな穴を掘っておきます。
掘る深さは、この後に出てくる路盤材の厚みも考慮して少し深めに掘っておくようにしましょう。最終的にフェンスブロックが地面から5㎝くらい出るようなイメージです。
路盤材を入れて転圧する
続いて路盤材を流し込みます。
路盤材はレンガやアプローチの下地作りに使う砕石です。一粒一粒の石の大きさが違うので、転圧して締め固める事でしっかりとした地盤を作る事ができます。
通常の砂利や砕石は一粒の石の大きさがほぼ等しく、転圧しても締め固める事ができないので下地には不向きです。
安定した基礎(土台)を作るためにも路盤材を使うようにしましょう!
ホームセンターで20kg1袋で350円くらいであるのでチェックしてみてくださいね。
ちなみに、スペースが狭いところを転圧する時は、『束石』を使えばしやすいですよ。
フェンスブロックを設置して水平を確認する
路盤材を転圧し、締め固めたら続いて『フェンスブロック』を設置していきます。
ここで重要なことは・・・
- 複数あるフェンスブロックを真っ直ぐに置くこと。
- 隣り合うフェンスブロックを水平に設置すること。
これが案外難しいのですが、水糸・真っ直ぐな木・水平器を使えば出来るのです。
そして、もう一つ重要なことは・・・
- フェンスブロック自体の水平をだすこと。
こちらも簡単そうで意外と難しいです。
フェンスブロックの上に水平器を置き、縦横とも水平になるように微調整します。
微調整する時は、路盤材をフェンスブロックの底に少量ずつ入れながら、水平器の気泡が真ん中にくるように合わせていきます。
フェンスブロックの周りにコンクリートを流し込む
先ほども言いましたが、フェンスブロックの基礎は重要です。
フェンスブロックの周りにコンクリートを打って耐久性を上げておく様にしましょう。
あらかじめブロックに水をかけて水分を含ませておくと、コンクリートとの密着が良くなりますよ。
細い棒やヘラを使って、空洞ができないように奥までコンクリートを流してくださいね。
ウッドフェンスの独立基礎が完成!
最後にコテで綺麗に整えたら基礎の出来上がりです!
DIYでもこんな流れでフェンスブロックを使ったウッドフェンスの独立基礎が作れるので是非やってみてくださいね。
ウッドフェンスで大切な基礎づくり【まとめ】
DIYでウッドフェンスの基礎を施工する際のポイントや流れについて解説してきましたが、いかがでしたか。
ウッドフェンスの基礎づくりのポイントは、始めにお伝えしたように何と言っても『風圧に負けない頑丈な基礎を作ること』です。
せっかく自分で頑張って作ったのに、強風で傾いたり倒壊しては元も子もありませんし、強風のたびにビクビクするのも悩みものです。
このあと実際にフェンスを作っていきますが、基礎ブロックが斜めになっていると支柱を立てる時にも厄介です。
基礎を疎かにせず、多少時間がかかってもしっかりと施工していく事が大切です。
ぜひ基礎づくりをマスターしてウッドフェンス作りを楽しんでくださいね。
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