お庭に枕木を立てようと思っているんだけど、どうやって立てればいいのかな?
こちらの記事では
- 枕木を使って自分で外構をリフォームしたい!
- 枕木を使うのが初めてで立て方が分からない!
- DIYで必要な材料や道具を知りたい!
こんな方におすすめです。
枕木と言えば線路で使われている木材でご存知の方も多いと思います。
エクステリアで活用することも多く、存在感があってDIYでも人気です。
しかし、いざDIYで使うとなると心配になることも多いです。
「土にそのまま埋めると腐るんじゃないの?」
「モルタルで固めた方がいいのかな?」
みたいな!
でも正直なところどちらでもOKです。
ただ、注意する点があるので、その辺りも含めてこちらの記事では『枕木の立て方』について解説しています。
枕木の立て方には概ね2通りの方法がありますが、それぞれメリットとデメリットがあるので作業の手間やご自宅の状況に合わせて、最適な方法を選択して下さいね!
それでは解説していきます。
【枕木の立て方】土にそのまま埋める方法
こちらは一般的な枕木の立て方です。
地面に穴を掘って埋める方法ですが、単に埋めれば良いというわけではないです。
- 地面に枕木がすっぽり入る程度の穴を掘ります。
- 穴の深さは「枕木の長さの3分の1」が基準です。
- 掘った穴に路盤材を投入し、枕木で叩いて転圧します。
- 穴に枕木を差し込み、土を戻します。
- 水平器で枕木の水平・垂直を確認しながら土を固めていきます。
手順は以上です。
【枕木の立て方】モルタルで固める方法
続いて、枕木をモルタルで固める方法です。
路盤材を投入して転圧するところまでは先程の手順と同じです。
- 転圧した路盤材の上に枕木を立てます。
- 地面と枕木の隙間にモルタルを流しながら、枕木の水平・垂直を確認します。
- モルタルには傾斜を付けておき、雨水が土側へ流れるようにしておきます。
枕木をモルタルで固める時の手順は以上です。
結局、どっちの方法が良いの?
そこで、それぞれのメリットとデメリットについて解説しておくので参考にして下さいね。
【枕木の立て方】メリットとデメリットとは?
それでは、さっき紹介した2つの方法について、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。
枕木を土に埋める時のメリット&デメリット
メリット
土にそのまま埋めるので、モルタルで固める方法より作業の工程が少ないです。
工程が少ないと作業時間の短縮や材料費の節約にも繋がりますね。
また、枕木の設置場所を変えたい時にも簡単に抜くことができるので移設しやすいというメリットもあります。
デメリット
とはいえ、土の中には多くの湿気を含んでおり、対策をせずにそのまま埋めるとシロアリ被害にあう可能性が高いです。
枕木をモルタルで固める時のメリット&デメリット
続いて、枕木の設置にモルタルを使うメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
モルタルを使うメリットは、何と言っても枕木をシロアリの食害から守り、メンテナンスもしやすいということ。
直接土に触れないのでシロアリの被害を抑えることができます。
また、土に直接埋めてしまうと中でどのようになっているのか、抜かない限り見ることができません。
地中に埋める部分をモルタルで固めておけば、目に見える部分だけを定期的にチェックしておけば良いというわけです。。
とはいえ、完璧にシロアリの被害を防げるというわけではないので注意しましょう。
DIYで枕木を使うときは、定期的なメンテナンスを怠らないことが大切です。
デメリット
一方、デメリットは移設がしにくいことです。
モルタルで固めてしまうと、簡単に抜いて別の場所へ移すというのが大変です。
事前に入念な設置場所の検討が必要ですね。
DIYで枕木を立てる【自己流】
ここからは我が家の例を紹介します。
枕木を立てる場所は玄関ポーチの真横です。
元々、この場所には「南天の木」が植わっていましたが、数ヶ月前に枯れてそのまま放置していました。
とにかく、枕木を設置するには邪魔なので抜いてみると・・・
そこには、驚きの光景が!!!
シロアリが大量に発生していたのです。
- 土にそのまま埋めるとシロアリの被害が心配だし・・・
- 深い穴を掘るのも大変・・・
- それほど施工強度にもこだわっていないし・・・
そんな理由から枕木を自己流で立ててみました。
不要な樹木を抜いて整地する
シロアリに食害された南天の木を抜き、土に潜むシロアリを土ごと土囊袋に回収。
画像をみると分かりますが、厚み15㎝分くらいの土(土囊袋5袋)を取って周辺も綺麗に整地しました。
路盤材で下地を作る
続いて、路盤材で下地作りです。
枕木を設置する場所に路盤材を敷き、軽くならした後に転圧します。
転圧には枕木を使いましたが、突き固める事が出来ればどんな道具でも構いません。
路盤材を転圧してしっかりとした下地を作る!
モルタルを作る
下地ができたらモルタルを作ります。
モルタルは「セメント1:砂3」の割合で混ぜ合わせます。
しっかりと混ぜ合わせてから水を加えて練っていきます。
そこで便利な道具が「トロ舟」と「左官鍬(くわ)」です。
セメントと砂を混ぜ合わせたり、水を加えて練るときに「トロ舟」と「左官鍬」があると綺麗にムラなく混ぜ合わせられるのでお勧めです。
今回は、水でシャバシャバにせず、少し硬めのモルタルにしてみました。
シロアリ被害の対策も忘れない!
シロアリを見てしまった以上、何もしないわけにはいきません。
枕木を設置してすぐにボロボロになるのは避けたいです。
そこで僕が試してみたのがこちらの「シロアリアタッカーEX」
効果がどれほどあるかは未知数ですが、こちらの「シロアリアタッカーEX」は12ヶ月効果があるそうです。
取り敢えず、木口と側面にたっぷりと吹き付けておきました。
更に防虫塗料も使って枕木を保護!
防腐・防虫効果に優れている『キシラデコールのパリサンダ』は濃い色で枕木の風合いを損ねません。
枕木を立て、安定させれば完成
薬剤の吹き付けば終わったら、続いてモルタルが硬化する前に枕木を設置していきます。
設置するときは水平器を使って、水平・垂直を確認しながら設置していきます。
設置と言っても単にモルタルの上に枕木をのせているだけ。
そこで、枕木を安定させる為に3㎝程度の厚みでモルタルを打っておきました。
モルタルには傾斜をつけ、雨水が土へ流れるようにしています。
モルタルが乾いて翌日、枕木を軽く押してみましたが、特に倒れる様子もなく我が家ではこの程度の強度でOKとしました。
一先ずこれで枕木の設置は完成です。
枕木立てに使った材料
お庭に枕木を立てる時に必要な材料をまとめてみました。
土に埋める場合
- 枕木
- 路盤材
- 防虫塗料(キシラデコールなど)
- シロアリ駆除剤
土に埋めてモルタルで固める場合
- 枕木
- 路盤材
- セメント
- 砂
- 防虫塗料(キシラデコールなど)
- シロアリ駆除剤
枕木を立てる時に持っていると便利な道具も1つ紹介しておきます。
穴掘りショベル
こちらは地面に穴を掘る時にあると便利な道具です。
地面に枕木を立てるときは、枕木の長さの3分の1の深さが目安です。
長い枕木を使う場合は特に穴掘りが大変ですので、これがあれば作業しやすいですね。
枕木の立て方【まとめ】
こちらの記事では「一般的な枕木の立て方」と「DIYで我が家に枕木を立てた例」についてご紹介してきました。
枕木を使ってお庭をDIYでおしゃれにしたい!
そんな方も多いと思いますが、シロアリ被害でもよく知られる枕木。
使う前にメリットやデメリットは押さえておきたいですよね。
- お庭に枕木を立てておしゃれなガーデンを作りたい!
- でも、初めて使うからどうやって立てれば良いのか分からない!
そんな方は、ぜひこちらの記事を参考にして頂ければ嬉しいです。