DIY用の馬ってどうやって作ればいいのかな。
こちらの記事はこんな方におすすめです。
- DIYを始めたけど作業用のテーブルを持っていない
- 作業台を自分で作るか購入するか迷っている
- 自作する上で参考にしたい
木工用の馬(ソーホース)はホームセンターで購入できますが、ソーホースブラケットという金具だけ購入して自作される方も多いです。
中には、ブラケットを一切使わず全て木材だけで作られている方も多く、DIYには欠かせない作業テーブルなんです。
そこで、こちらの記事では僕が自作した馬の「作り方」や「使い方」についてご紹介しています。
- DIYを始めたけど作業テーブルを持っていない
- せっかくなら自分で作ってみたいから参考にしたい
そんな方はぜひ最後までご覧ください。
過去に室内用に自作した作業台はこちら。
木工用の馬をDIY【図面をチェック!】
はじめに、こちらは今回僕が製作した馬の図面です。
- 幅525㎜ × 奥行530㎜ × 高さ:780㎜
- 脚の角度:77度(スライド丸ノコ使用時は13度に合わす)
✔︎使用した木材はこちら
実際に作る時は、自分の背丈に合わせて作業しやすいように調整してみてくださいね。こちらでは『ソーホースブラケット』を使わない組み上げ式です。
DIY作業に必須【馬の作り方】
馬を作る工程は大きく分けて3ステップ!
- 図面に従って木材をカット
- 木材に切り込みを入れてノミで欠く
- 部材を組んでビスで止める
木材保護のために塗料を塗ったり、かっこよくステンシルしてもOK!
では早速、作っていきましょう!
図面に従って木材の切り出し!
今回はスライド丸ノコを使います。
切り出す部材に応じて、13度と90度でカットしていきます。
90度でカットするのは馬の上部だけ、それ以外は全て傾斜13度でカットしていきます。
僕が使っているスライド丸ノコは、DIYで人気のマキタ(M244)です。
角度や高さ調節など機能が豊富でおすすめです。
木材に溝を作ってはめ込み加工!
各部材が切れたら続いて、板をはめこむ所に溝を掘っていきます。
スライド丸ノコには「切り込み深さを調節できる機能」が付いているので、高さを設定して写真のように13度の傾斜を付けて溝を入れていきます。
あとは金槌で「コツン!」と叩くとこの通り。
簡単にバラバラに崩れてくれます。
木片を取り除いて後はノミで平らに仕上げれば溝の出来上がり。
馬の脚(上部)を直角に切る!
次に馬の上部の加工です。
写真のように線を引き、ノコギリでカットした後にカンナで整えていきます。
線がしっかり90度になるように墨付けしておく。
でも、実際にノコギリで切ってみると、まっすぐ切るのが難しくて見ての通りこの有様です。
全然まっすぐ切れてない!どうしよう・・・
でも、この程度なら大丈夫!
カンナ掛けすればまっすぐ修正できるので、焦らず心に余裕を持って作業を続けていきましょう。
カンナをかければ、写真のように綺麗な断面に仕上がります。
木製加工もいよいよ大詰め!
最後に馬のてっぺんに乗せる木材をカットしていきます。
こちらでは、杉の4×4材を使用していますが、丸ノコでカットするにも一発ではこの深さが限界です。
手前に転がしながら3回カットすれば4×4材の太い木材でもこの通り綺麗にカットできるので試してみてください。
これで、全ての部材の切り出し・加工が終わりました!
仮組みしてズレをチェック!
折角なので、確認も含めて一度仮組みしておきましょう。
サイズ感はぴったり!
ズレている場合はここで微調整すればOK。
あとは雨にあたっても大丈夫なように防腐塗料を塗って、ビスでしっかり止めれば完成です。
以上がDIY用の作業テーブル(馬)の作り方です。
馬を簡単に自作するなら【ソーホースブラケットがおすすめ】
とはいえ、作業台をもっと簡単に作りたい!
そんな方も多いと思います。
それなら『ソーホースブラケット』がおすすめです。
2×4材を差し込んでビスで止めるだけなので、誰でも手軽に作ることができますよ。
ブラケットはブラックが主流ですが、木材の色味に馴染むシルバーもデザイン的におしゃれです!
シルバーのブラケットを探しても地元のホームセンターに無いんだけど!
シルバーに拘りたい方はこちら→室内インテリアにも使えるソーホースブラケット!
馬作りに使用した道具
それでは、今回の作業用「馬」の自作に使用した道具をまとめましたので参考にしてみてください。
木材加工に使った主な道具
スライド丸ノコ
スライド丸ノコがあれば木材カットを容易にする事ができます。
マキタ製とはいえ、機能が豊富で安価で購入できる物もあるので要チェックです!
インパクトドライバー
DIYを始めた時に悩む「電動ドライバーの違い」についてまとめています。
最初に買うなら絶対にインパクトドライバーがおすすめ!
皿取錐(きり)
下穴と皿取り加工が同時にできる優れもの!
僕は今回使ったのは、スターエムさんのコチラの商品。
ビス頭をきれいに収めたい時や木ダボ作りにもおすすめです。
完全スコヤ・プロトラクター
木材への墨付けや角度チェックに便利です。
木工品の精度が気になる方は、揃えておいて絶対に損はないのでコチラも要チェックです!
ノコギリ
今回は木材カットにスライド丸ノコを使いましたが、電動工具を使わないならソーガイドで決まり!
ソーガイドを使えば「直角切り」「角度切り」「傾斜切り」が容易にできるので、DIYの幅が広がること間違いなしです。
使用した防腐塗料
今回はウッドデッキを作った時に使った塗料がまだ余っていたのでコチラを使用。
木材の寿命を長持ちさせる為にも、屋外で使用する場合は防腐塗料を塗っておきたいですね!
用途は無限?【馬の色んな使い方】
こちらの馬ですが、ノコギリで木材を切る時やペイントする時など木工作業がはかどります。
しかし、アレンジを加えればDIY以外でも様々な場面・用途で使えそうですよね。
・ガーデニング棚
・ガーデニングの道具掛け
・傘立て
・自転車置き
・看板
すぐに思い浮かぶ物だけでもこれだけあるので、探すともっとたくさん出てきそうです。
一台で何役も使える木工馬!
作業テーブル以外でも様々な使い道があるので興味がある方はぜひ作ってみてください!
DIYするなら「馬」作ろう!木工に役立つソーホースの作り方【まとめ】
こちらの記事では、木工・DIYで活躍の場面が多い作業用「馬」の作り方について解説してきました。
簡単に作るならソーホースブラケットを使ってSPF材の2×4材と組み合わせて作るのがおすすめです。
とはいえ、「木材だけで作ってみたい!」
という方も多いと思いますので、宜しければこちらの記事も参考にしてみてください。
先ほども言いましたが、馬は様々な使い方ができます。
ぜひ、お家にあった使い方を見つけてみてくださいね。
DIYするなら「馬」作ろう!
作業台として活躍してくれること間違いなしです。
それでは皆さん、木工LIFEを思いっきり満喫してください。