既存のカトラリーケースがちょっと味気ないから自分で作ってみようかな。でもどうやって…。
そんな方はこちらの記事を参考にしてみてください。
カトラリーケースといっても単なる箱なので、板を切って釘やビスで止めれば作ることはできますが、今回は釘もビスも使わない「あられ組」という方法でカトラリーケースを使ってみました。
製作工程やあられ組に必要な道具など、まとめて紹介しているのでチャレンジ精神のある方はぜひ参考にして作ってみてくださいね。
木製のカトラリーケースを手作りする前に!
記事を読んでくれている方の中には「あられ組って何だ?」
という方もいらっしゃると思いますので、まずはこちらの記事をご覧ください。
DIYで木工をやっていると、ふと「あられ組」に挑戦したくなるタイミングがくると思います。
自分にできるの?難しそうだけど・・・
もちろん、めっちゃ難しいです!
僕は上の記事でも紹介しているトリマーという電動工具を使いましたが、凄い方ともなればノコギリやノミを使ってされています。
電動工具を使っても木が欠けたり、組んだときに高さが微妙にズレたり・・・
正直、「木を切って→部材をボンドでくっ付けて→ビスで固定する」だけの方が簡単です(笑)
でも、職人さんがするような「あられ組」が自分でも作れたら凄くないですか?
て思うんですよね!
出来栄えはともかく、DIYを始めた頃は、まさか自分に作れると思っていませんでしたから。
皆さんも釘やビスを使わず「あられ組」という方法での箱作り!
ぜひ挑戦してみてください!
木製カトラリーケースの作り方
杉板を加工する
上の写真はトリマーテーブルにあられ組治具をセットして杉板を一枚ずつ欠いているところです。
これが簡単そうでけっこう難しいんです。
特に杉って柔らかいので、裏側や端の方が割れちゃったりして・・・
そんな時は、捨て板を間にかまして一緒に欠いていけば良いよ!
実際に上の写真は捨て板を間にかまして加工している様子です。
こうする事で、割れやすい杉板でも比較的きれいに欠くことができるんです。
とはいえ、やはり多少は欠けてしまうのでもっときれいに加工したいという方はエンドミルというビットを使うと良いそうです。
エンドミルはこちら↓
加工した部材を組み合わせる
加工できたら両手でギュッギューッと押し込んで凸凹を合わせていきます。
手だけではなかなか奥までは押し込めないので、当て木を使って金槌でトントンしてあげるとしっかりハマりますよ。
ボンドを使わなくてもこれだけでかなり固定されています。
しっかり固定したい方は木工ボンドを付けてクランプやハタガネを使って圧着しておくといいよ!
スコヤという90度の定規を使って直角が出ているか確かめておきましょう!
はみ出しているところを鋸でカット!
続いて、木を組んだ時にはみ出してる余分な所をカットしてきれいにしておきます。
こんな感じ↑
そこそこ綺麗ですよね!
カトラリーケースの底板を接着する!
続いて、底板を貼っていきます。
底板を木枠のサイズにぴったり合わせるコツはこうです。
- 木枠より少し広めの板を用意する
- 木工ボンドを塗ってクランプなどを使って圧着する
- 半日ほど放置してはみ出している余分な所をカットする
これで、木枠の大きさと同じ底板が狂いなく完成です!
継ぎ目もほとんど分からない!
サンダーで綺麗に磨けばカトラリーケースの完成!
最後にサンダーで角を取って丸みを付ければ完成です。
軽く面取りするだけでも良いし、大胆に丸みを付けてみてもOKだよ!
好みの形に仕上げてみてくださいね!
えっ!塗装はしないの!?
実は、こちらのカトラリーケースは途中経過でして、更にここからアレンジしていきます!
続きはこちらをどうぞ↓
カトラリーケース作りで使った道具
そして、今回のカトラリーケース作りに使った道具もこちらにまとめてみたので参考にしてみてください。
☆をクリックしたら記事に飛べるので良かったら参考にしてみてください。
あられ組の手作りカトラリーケース【まとめ】
いかがでしたか?
こちらの記事では『木製の手作りカトラリーケースの作り方』をご紹介してきました。
今のところ電動工具に頼らないと作れない僕ですが、こんな僕でもあられ組のケースが作れるんだから凄くないですか!
電動工具ってほんと便利!
皆さんもよかったらこんな感じでナチュラル風カトラリーケースを作ってみてはいかがでしょうか。
カトラリー作りに興味がある方は、こちらの【自作カトラリー】が勢揃い!木工初心者に優しいDIYレシピをご紹介!を参考にしてみてください。